2011年12月15日木曜日

山元町・亘理町でのストーブ配布完了しました!

12/14(水)、ストーブの配布をし、24軒のお宅にお渡ししました。
これにより、山元町・亘理町の地域で把握できている自宅避難者のお宅、約170軒へのお届けが完了しました。
今回も、大学生さんたちの「あったかおまけ」をおつけしました。12月のご多忙な中、先生と学生さんとのみごとな連係プレーで仕上げてくださいました。

昨日のお届けでもやはり、特に年配の女性が「買いに行ったけどストーブ売切れだったの」とか「お店が遠くてなかなか買いに行かれなくて」とか、また「気にかけてくれる人がまだいるんですね、ありがたいです」と深々と頭を下げられたり・・・。ストーブも、そして被災地以外の人たちの温かい気持ちが歓迎されていることを確信しました。


皆さんからのお志であることを書いたメッセージと電池とをつけてお届けしました。



お隣の方が、チームリーダーさん宅に取りに来てくださいました。
写真をお願いすると、「ああいいよ~」と、ごく自然体。こうして手押し車で取りに来る風景は、田畑に囲まれた地域ならではで、こちらもなんとも言えず気持ちが温かくなるのであります。



受け取りの際に必ず「お届け票」にサインをいただき、ミッション完了。サインをいただくことで、後で配り漏れや二重配布を確認することができます。
猫の「チビ」もストーブは大歓迎の様子。「お隣の猫ちゃんなのだけれど、お隣がいなくなっちゃったんで、うちに来てるの」とのこと。



こちらの男性は消防団なので、震災後は自宅に1週間ほど帰れなかったとのことでした。
私たちにお茶とコーヒーを差し入れてくださいました。


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念のためにあらためて申し添えますが、自宅避難者は行政では把握しておらず、公式の世帯数、人数はまったく分かりません。そのため、仮設入居者のようには家電などの物資の支給が一切ありません。当プロジェクトと連携しているボランティア団体「一般社団法人チーム王冠」がローラー作戦で地元を歩き、自宅避難者を洗い出し、支援を希望する方のみの名簿を作り、それに基づいて支援物資などを配布してきました。
(当プロジェクトのメンバー4人は、皆このローラー作戦を実際に経験しています。)

今後はまたチーム王冠との相談の上で配布先を決めますが、おそらく北上地区方面になると思われます。文字通り北上することになり、寒さも厳しくこれからは雪も積もります。遠くなる上に雪道で移動時間もかかり、さらに効率が悪くなることは間違いありませんが、必要とされる以上、諦めずに届け続けます。

現地に行って毎回思うのは、このような支援は私たち東北ほっとプロジェクトのメンバー4人だけでは到底かなわないことです。皆様のご協力があって実現していることに、あらためて心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
今後ともどうぞ私たちの活動をお見守りいただき、可能な範囲でお力をどうぞお貸しください。よろしくお願い致します。

投稿:杉崎庸子

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