2011年10月29日土曜日

【活動方針】山元町自宅避難者およそ70世帯へストーブ支援(10/29現在)

”東北ほっとプロジェクト”
第1回石油ストーブ配達を終え、
被災地の『今』を目の当たりにし、

「ボランティアの少なさ」
「行政の動き」
「高齢者の方が多数暮らしている現状」などを踏まえ、
第二回石油ストーブ配達地区を宮城県山元町の自宅避難者に絞りました。
山元町ではおよそ70世帯の自宅避難者の方がいます。
被災地も、知名度のある場所とそうでない場所で格差が出ています。
復興のペースもだいぶ遅れている地域から優先的な配布を考えています。

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11/2 皆様からのご支援で第二回配布は35台の
石油ストーブを東北被災地で配達できる予定です。
第三回の配達で残りの山元町35世帯分も準備出来るよう
活動していきますので多くの方からのご支援・ご協力
何卒よろしくお願いいたします。


---関連情報---
山元町災害ボランティアセンター
河北新報社ニュース記事

2011年10月25日火曜日

支援用ストーブの調達

東北ほっとプロジェクトの大きな流れは、
(1)プロジェクトの広報(呼びかけ)
(2)ストーブ購入資金(ご寄付)集め
(3)調達
(4)配布
ですが、いま(3)のストーブ調達に苦慮しています。

ご存じのとおり、昨今の石油ストーブ人気による品薄が続いていて、メーカーにも販売店(問屋)にもほとんど在庫がない状態のようです。
1回目の配布のとき(10月11日)は42台をまとめて購入できましたが、同じ販売会社では前回と同型のストーブはすでに在庫ゼロ。在庫があるのは、反射式ストーブでは比較的大型のものと、石油ファンヒーターだけだそうです。どちらも単価が高く、配布できる台数が少なくなってしまいます。
もちろんメーカーでは増産をかけているようですが、次の納期は不明とのことでした。

引き続き情報収集に努めますが、今は人気が落ち着いて早期に在庫が回復することを祈るしかありません。
なお東北地方の経済復興の一助と配布の効率を考えて、ストーブは宮城県内で購入できればと考えています。宮城県または近隣で、ストーブをまとめて入手できる情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご一報いただければ幸いです。ご協力よろしくお願いします。

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写真は神奈川県平塚市内の質店さん(筆者の同業者)が、買い取ったストーブを安価で譲ってくれたものです。私が被災地にストーブを支援している活動をしていることを覚えていてくれて、融通していただきました。比較的大きな反射式ストーブと石油ファンヒーターです。大人数のご家庭に配れたらと考えています。

文責:杉崎順一

2011年10月24日月曜日

ファンヒーターのご寄付

投稿:杉崎庸子


昨日、静岡県浜松市のK様より、中古のファンヒーターが2台届きました!


保管場所に移すべく車に載せたところです。サイズぴったり!


K様からは事前にお電話でご連絡をいただいており、その際にちょっとお話ししました。
「あちらでは他にどんなものが必要なのかしら? 静岡も地震は他人事ではありません。我が家は浜岡原発から42キロで、何かあったらだめねと家族で話しています」とのこと。

支援物資を託して下さる方は皆さんおっしゃるのですが、他人事でなく自分のこととして考えることが支援の第一歩なのですね。

ファンヒーターの段ボールのウルトラマンが頼もしいです。大切に現地に運びます。
K様、本当にありがとうございました!!

2011年10月23日日曜日

『あったかおまけ大作戦!』

投稿:杉崎庸子

 『2011年10月15日 第1回ストーブデリバリー』でも書かれていますが、先日のストーブ配布の際に一緒にお渡しした「あったかおまけ」は、近所のK大学のW先生(女性)のお申し出で実現しました。

W先生とのおつき合いは、今年の6月の下旬から始まりました。夫や私の活動をネット上でお知りになり、大学と我が家が近いということで「学生と一緒に作っているエンゼルボックス(後の文章に説明あり)を、一緒に運搬していただくことは可能ですか?」とのお問合せメールをいただきました。
せっかくトラックで行くならば、私たちもできるだけ物資を積んでいきたいので、もちろん大歓迎です。先生と学生さん方の工夫と愛と熱意がこもったエンゼルボックスを、毎月お預かりしてチーム王冠にお届けしています。

このほどストーブを配布するプロジェクトを始めたことで、またまたW先生から「あったかおまけ」のご提案をいただきました。これが現地で大好評だったことから、W先生に、作っている際の様子を教えてくださいとお願いしてレポートしていただきましたのでご紹介します。


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“あったかおまけ”大作戦

いつもエンゼルボックス(*)を被災地に運んでくださる杉崎さんご夫婦から、関東から被災地に通うボランティア仲間と一緒に、被災地にストーブを届ける「東北ほっとプロジェクト」を開始したとのお知らせをいただきました。また学生たちと一緒に何かできることはないかしらと考えた結果、思いついたのが“あったかおまけ”大作戦。

かわいいラッピングバッグに、ホッカイロ3つ+あったかドリンク1袋+そして学生のメッセージカードを詰めて、ストーブのおまけとして配っていただいちゃおうというものです。先の見通しが立たない中で、これから厳しい冬を迎える被災地の方々に、学生たちのささやかな、でもあたたかい気持ちをお届けできれば…と思いました。

 *三日分の食糧をプレゼント感覚で箱に詰めて被災者にお届けするというもので、宮城の民間支援団体チーム王冠が募集しています。東日本大震災の後、「何かしたい」という思いを抱く学生たちと一緒に、費用=私と夫の寄付、作業=学生有志という形で、少しずつ作成しています。

あったかおまけ(これにカードが入ります) 


研究室でカードを書くHAさん



杉崎さんに配布のご快諾をいただき、さっそく学生たちに提案したところ、次から次へとカード作成を申し出てくれました。中には勉強の相談で私の研究室に来たついでにカードを書いていってくれる学生も…。

10/10(祝日ですが大学は授業日)のラッピング作業には、ケーキ屋バイトで修業を積んだOTさんとしっかり者のMSさんが立候補。そのほかの学生たちも入れ替わり立ち替わりやってきて、カードを書いたり、ラッピングを手伝ったり、合間にエンゼルボックスを作っている学生もいたりして、研究室はもうほとんど「どこかの部室」状態です(苦笑)。「東北ってどれくらい寒いのかな」という声に、東北出身の学生が東北の寒さをレクチャーするシーンも。みんなで被災地に思いを寄せながら作業しました。


夏に被災地ボラにも参加したYYくん 


狭いスペースでカードを書くIJくんとWSくん(奥は私)


こうしてできあがった「あったかおまけ」は、エンゼルボックス5個とともに、その日の夜に杉崎さんに託すことができました。


 集まったカードに中身を組み合わせていきます


できあがりをチェックするMSさん


そして翌日、なんとストーブとおまけを受け取られた方から、お礼のメールが届きました。「宮城県石巻市に住んでいるKUと申します。ココアやカイロありがとうございました!大切に使わせていただきます♪」。

今後も少しずつ少しずつ、被災地のことを考えながら話しながら、私たちにできることを続けていきたいと思います。ストーブwithあったかおまけの配布にご尽力下さった杉崎さんご夫婦やチーム王冠の方々、ありがとうございました。







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いやいや、私たちが急に宮城行きを決めたために、先生も学生さんもご多忙な中で急ピッチで作成していただくことになり、恐縮しきりでした(^^;)。
しかも今後もできる範囲で作ってくださるとのことでした!


また先日、以前から物資を託して下さっている千葉県の男性から300個の使い捨てカイロが私の元に届きました。ご了承いただいて、このカイロの一部を「あったかおまけ」に入れていただくことになりました。この方はまた別にストーブの現物2台もご寄付くださいました。






さまざまな皆さんがご自身でできることを考え、支援につながっているんだなぁ、私も頑張らねば!と思いました。


まだまだストーブ支援は続けて行きます。
現在、配布先の具体的な地域を絞り込んでいる最中です。早いうちに、前回の約2倍の台数(70~80台)を配布したいと考え、準備を進めています。
ご協力をよろしくお願い致します。


ご寄付の詳細はトップページをご覧ください。
  http://tohoku-hot-project.blogspot.com/

2011年10月22日土曜日

”東北ほっとプロジェクト”メンバー


笠原宗一郎:東京都在住
TV技術プロダクションで働く傍ら自分の生活と共存・持続可能な被災地支援を考えています。

震災発生当事、連日の報道やインターネットに流れる情報を見ても実感が湧かず、4月の終わりに被災地入り。その時の壊滅的な町、凄惨な光景、水に濡れた家畜の餌が発酵した悪臭は決して忘れない。

”石巻ボランティアセンター”に参加し、津波被害地域の泥出し、瓦礫撤去。
ボランティア団体”チーム王冠”に参加し行政支援のない自宅避難者への物資配布を手伝う。

そこで見聞きした被災者の生の声をもとに、東京にいる間も何かできることはないかと必要とされている家電(夏は冷蔵庫、扇風機、洗濯機など) 集めに東奔西走。子供たちの多い仮設へ水鉄砲やビニールプール、シャボン玉を送ったり、ミュージシャンを招いてJazzイベントを開催したり、現地夏祭りのお手伝い、芋煮会など自分にできる範囲の事は考えつくだけやってみる。

半年近く被災地へ行く中で現在の最大の関心事は『被災地の越冬』

自分が体験した4月末の寒さでさえ、身に堪えた。
少しでも被災地の人が”普通の生活”を取り戻せるように、
”東北ほっとプロジェクト”を立ち上げました。
今は石油ストーブ支援をおこなっていますが
最終的には「みんながホッと安心できる暮らしが戻ること」を目指しています。
そしてそれが本当の意味で”復興”なのかなと思います。

活動を通して被災地の”今”を情報発信し続けていきたい。
それが必要とされなくなるまで・・・。

*-*-*-*-*



















杉崎順一:神奈川県在住
自営業(質店店主)。東北ほっとプロジェクト会計担当。

2011年4月末に物資運搬の支援(山形県南陽市・宮城県気仙沼市)へ行った後、5月GW後からは「チーム王冠」と協力しながらボランティア活動(最初は買い物支援バス)を開始しました。

その後、炊飯器・冷蔵庫・洗濯機などの生活家電の調達・運搬・配布(家電品を届けるプロジェクト)と石油ストーブ支援(東北ほっとプロジェクト)を進めてきました。
現地に赴いての活動時間が限られるので、主に首都圏でできる活動で、被災地自宅避難者が日常生活を取り戻すために協力できればと考えています。

被災地ではまだまだ多方面で支援の手が必要な場所がたくさんありますが、ボランティア活動の人手は絶対的に不足しているようです。長期的、継続的な支援活動をこれからも続けていくために、皆様の少しのお力添えがいただければ幸いです。

*-*-*-*-*













杉崎庸子:神奈川県在住。
杉崎順一の妻。夫とは別に質店を経営しています。東北ほっとプロジェクトでは、名ばかりの副会長。
 
もともとは温泉、昼寝、食べることが大好きなぐうたら人間です。
東北には身内も友人もおりませんが、3月11日以降、津波の様子や現地での様子を報道で見聞きするたびに、何かせずにはいられない気持ちに駆られて、微力ながら夫とともに支援活動を始めたのが、震災のちょうど2か月後でした。
 
それ以来、月に1、2度宮城に行き、現地のボランティア団体”チーム王冠”の指示のもと、被災者への生活状況の聞き取り調査や物資の配布をしました。
 
被災者の中には仮設住宅ではなく、1階を津波に流された自宅の2階に住んでいる人がたくさんいて、そういう人たちはほとんどの家電を流されてしまっています。そのため、夏にはインターネットで呼びかけて関東で中古の家電を集めて、トラックで現地へ運び、被災者に配るという一連の活動もしました。
 
義援金や支援金は支給されても家の修繕費にも足りません。また沿岸部の産業が震災で壊滅状態となったために失業し収入の見通しが立たない中で、津波で失ったストーブやこまごました生活必需品を買い直す資金もない人たちがたくさんいます。 
 
そんな自宅避難者の人たちに、身も心も温かくなって欲しいと、現地で知り合ったボランティア仲間と一緒に、9月に「東北ほっとプロジェクト」を立ち上げ、ストーブを届けるプロジェクトを始めました。
 
多くの被災者の方々が、家屋や財産を失い、仕事を失い、何よりも一番大切なご家族や友人、仲間を失っています。まずは衣食住の安定があって、初めて被災者はスタートラインに立てると考えます。今はまだとても復興の端緒にもついていません。
 
ストーブの季節が去っても、これからも現地のニーズをとらえて、被災された方々がホッとできるようなお手伝いを続けて行きたいと思っています。
 
これまでの活動や個人的な感想などのブログも書いています。よろしかったらご覧ください。
Twitter @yokosugisaki
 

2011年10月21日金曜日

第3回ミーティング

投稿:杉崎庸子

10/20(木)21:00から中野駅近くで、東北ほっとプロジェクトのメンバー4人でミーティングを行いました。

メンバーそれぞれが、被災地で得た情報や被災地から受ける印象などを話し合いました。その中で、各々が考えていること、どういう方向を目指しているのかを確認することができました。

メンバーにはそれぞれの仕事があり、このプロジェクトとはまた別なボランティアもしています。連絡メールの交換は頻繁にしつつも、詳細な考えなどをすり合わせするには、やはり会って話し合うのが一番だと思いました。全員の目指している方向が同じことが確認できて良かったです。

結局は「本当に困っている人を助けたい」ということに尽きます。その具体的な方策について全員の意見が一致したところでミーティングは終了。うまく行くのかどうか分からないけど、やってみてダメだったら次、というようにやっていくしかありません。


細かいことでは、「ちょっとした話題でも、どんどん発信していこう」とか、「このホームページにメンバーの自己紹介の欄を作ろう」とかいうことも決めました。まずは会長の笠原宗一郎氏が自己紹介することになります。乞うご期待!!


活発な論議の後、会長の笠原宗一郎(右)と、会計担当の杉崎順一(左)。
ただ飲んだだけじゃないか? いえいえ、会場は居酒屋さんですけど、真面目な会議でした(^^)。

2011年10月15日土曜日

【活動報告】写真の追加

文責:杉崎庸子

夫(杉崎順一)がすでに活動報告を記載していますので、私は自分で撮影した写真と、ちょっとした補足を致します。


多賀城の企業、わくわく本舗さん(左の男性が店長さん)からのストーブ購入の場面。




ストーブ1台に1個ずつの電池と「あったかおまけ」



ストーブをお渡しした時の様子。
一般の方から寄付を募って購入したことをお話しすると、「わざわざ買ってくださって?」と驚かれました。また復興を願って多賀城の被災した企業からストーブを購入したと伝えると、とても嬉しそうな反応でした!





反省点としては、ストーブ配布の経緯というか、「ご寄付を募って宮城県内の企業で購入している」という送付状のようなものをストーブ1台1台につければ良かったかなと思いました。
やはり皆さんのお志あってのものということは知っておいていただきたいし、口頭ではお話ししたけれど、持ち帰った家族にまでは伝わらない可能性がありますので。


被災者の皆さんの「助かったー」「ありがとう」の言葉や表情を思い浮かべ、まだまだ頑張らねば!と決意を新たにしております。

ご寄付下さる方々のおかげで、怖く悲しい思いをされた東北の被災者の皆さんに、身も心もホッと温まるプレゼントを送ることができます。心より感謝申し上げます。
また、被災地には息の長い支援が必要です。可能な範囲で結構ですので、末永くお見守りくださいますよう、お願い申し上げます。

【活動報告】第1回ストーブデリバリー

日程:10月11日(火)~12日(水)
文責:杉崎順一

多くの支援者からお預かりしたご寄付で実際に石油ストーブを購入して、被災された方々に配布しました。
10月9日現在で集まった寄付金は合計344,463円。ストーブ購入を打診していた宮城県多賀城市内の業者(わくわく本舗)から42台を買い付けるため、代金284,798円を支払いました。買い付け先に多賀城の業者を選んだのは、価格的に安価であることと、被災地に近い宮城県内の業者を利用することで、経済的復興の一助になればと考えたためです。

11日午前、実際にストーブを引き取るために仙台市内の物流倉庫へ出向き、トラックに積み込みました。わくわく本舗さんからはストーブに必要な乾電池を台数分融通していただきました。



ちなみにわくわく本舗さんの本社(多賀城市内)も3月11日の津波被害を受けたそうです。社員の方の人的被害はなかったようですが、大変な思いをされたことに変わりありません。


輸送や配布の効率を考えて、倉庫で受け取ったストーブはそのまま被災地へ運びデリバリーする計画を立てました。出発前に横浜で受け取った現物支援の新品ストーブ2台とあわせ、計44台のストーブを乗せ石巻市へ向かいました。
ストーブの配布については、現地で支援活動を続けている「チーム王冠」に協力を仰ぎました。チーム王冠は主に自宅避難者(避難所や仮設住宅ではなく、津波被害を受けた自宅で生活する被災者)を支援対象にしていて、前もって希望するストーブの種類などをアンケート調査してもらいました。そのアンケート結果に基づき、現地の状況に精通しているチーム王冠の指示で配布先を選定しました。


最初の配布は石巻市内です。配布先のお宅には前もって電話連絡をします。
チーム王冠は自宅避難者を地域でグループ分けし、各グループでリーダーさんを立てています。リーダーさんは傘下の各家のお名前や顔、家族構成、お仕事などを把握してくれていて、物資配布などの際に窓口になってくれます。いわば世話役です。リーダーさんのおかげで物資配布は効率よく公平に進められます。リーダーさんの手間は大変ですが、支援活動では欠かせない存在です。

配布先に到着するとまずリーダーさんに声をかけます。リーダーさんは配布先の家の場所を案内してくれたり、時には自ら対象のお宅に声をかけ、受け取りに来るように促してくれたりします。今回配ったストーブは比較的軽かったので、ご自分で受け取りに来て運ばれる方も少なくありませんでした。おかげで、大きなトラックで住宅街をぐるぐる回ったり、台車を押して歩く手間が省け、とても効率的に配ることができました。これもリーダーさんのおかげです。

なお今回のストーブには、横浜の大学の先生と学生さんたちのグループから預かった「おまけ」を付けることができました。使い捨てカイロやお湯で割る温かい飲み物、メッセージカードが入っているそうです。大学チームの皆さんには、日ごろから食糧支援(エンゼルボックス)などでもご協力いただいています。今回もご協力ありがとうございました。受け取った皆さんもとても喜ばれていました。

こんな様子で1日目は3グループに配布できました。配布先のお宅ではお話を伺うことが多く、ついつい長話になってしまうことも少なくありませんが、お話を伺うのも大事な活動です。お話しの中から今困っていることや必要なものが見えてくるからです。

ちなみに旧北上川の河口に近い地域で伺った話によると、9月の台風15号で避難勧告が出て、また浸水してしまったそうです。3月の震災の時にはおおよそ2メートルぐらい浸水してしまった、被害の大きい地域ですが、9月も膝ぐらいまで水が来たそうです。3月に車が流されて、その後改めて何とか入手したら、また流されてしまった人もいました。9月の台風被害にについては、その後の報道が少ないようですが、被害は思った以上に大きかったようです。このことも心に留めておいて頂ければと思います。


2日目は宮城県南部の沿岸部、山元町に行きました。ストーブ配布先は1グループです。
山元町や隣の亘理町も3月の震災では、甚大な被害を受けました。新聞やテレビでは、震災直後はともかく、最近ではあまり目や耳にしなくなった地名ですが、決して復興が進んだわけではなく、むしろほかに比べて遅れている印象の地域です。津波で全壊、半壊しそのまま放置されている建物も少なくありません。主な産業は漁業と農業(稲作など)ですが、やはり耕作された田畑はほとんど見られませんでした。





今回初めてみなさのお志をストーブに変えて配布できたわけですが、受け取られた皆さんはとても喜んでおられました。10月になると朝晩は寒いとすら感じる日も多く、暖房器具のない生活は不安が募ると思います。
配布済み台数は42台。2台が配れませんでしたが、これは支援対象のグループ単位で配布しているので台数を確保する必要があるためです(2台だけ先行して配ることはしていません)。
チーム王冠が取りまとめたアンケート結果では、まだまだ配らなければならないグループがたくさんあります。必要な台数も100台単位です。現在、第2回の配布を行うため準備中ですが、季節は日々進み寒さも厳しくなってなっていきます。残された時間はあまりありません。できるだけ早く、かつ大量に支援できるように、皆様のご協力を心からお願いいたします。

ご寄付の受付についてはトップページをご覧ください。


2011年10月9日日曜日

冷蔵庫、洗濯機、炊飯器etc、中古家電募集

2011.11.11追記

冷蔵庫、洗濯機などの家電品は、募集を終了いたしました。ご協力いただいた皆様には心から感謝いたします。ありがとうございました。

Webサイトリニューアルのお知らせ

活動の早期始動を目指し、暫定版のホームページにより情報の公開を行っておりましたが、活動内容の迅速な更新に重点をおき、サイトのリニューアルを行いました。bookmark等、登録していただいていた方々にはお手数ですがこちら新しいURLを御登録いただきますようお願いいたします。

http://tohoku-hot-project.blogspot.com/

また、お問い合わせ等ございましたら以下のメールアドレスにご連絡下さい。

tohoku.h.p@gmail.com

2011年10月5日水曜日

定款

(目的)
第1条    東日本大震災において津波・地震被害により暖房器具を失った方々へ、厳しい東北の 寒さを乗り越えるために石油ストーブを調達することを主たる目的とする。また水、食糧、家電の支援が必要な地域においてそれらを供給し、生活に“ホッと” する安堵感を提供することを目的とする。本会の会員は、かかる目的の賛同者と要支援者との懸け橋となり真摯に目的を達成するための活動を行う。
(名称)
第2条    本会は、「東北ほっとプロジェクト」と称する。
(事務所)
第3条    本会の事務所は、神奈川県横浜市緑区台村町293-3有限会社フタバヤに置く。
(会員)
第4条    本会の目的に賛同する会員により構成する。
(役員)
第5条    本会に次の役員を置く。
(1)    会長 1名
(2)    副会長 1名
(3)    会計 1名
(役員選出の方法)
第6条    本会役員については、会員の互選により選出する。
(職務分掌)
第7条    本会役員の職務は次のとおりとする。
(1)  会長  会を代表し、会務を統括する。
(2)  副会長 会長を補佐し、会長に事故あるときはその職務を代行する。
(3)  会計  会の出納事務を処理し、会計に必要な書類を管理する。また貯金(預金)通帳上の代表者を務める。
(会計年度)
第8条    本会の会計年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月末日に終わる。
(財政)
第9条    本会の活動に関する諸経費は、会費・寄付金等によって賄われるものとする。
(監査と報告)
第10条 会計監査は、会計年度終了後に監査を行い、会員に報告する。
(その他)

第11条
 この規約に定めるもののほか、必要な事項は会員の話し合いにより決定する。
第12条 会長は必要に応じて役員会を招集、開催できる。
第13条  本会は平成23年9月1日に設立する。

(付則)
(1)この規約は平成23年9月1日より実施する。
(2)会長、副会長、会計担当者の名簿を作成、保管する。
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(役員名簿)
会長   笠原宗一郎
副会長  杉﨑庸子
会計   杉﨑順一