2012年2月7日火曜日

第9回ストーブ配布活動報告

2/4、5と二日間、被災地にストーブをお届けしてきました。

金曜の仕事を終え、23:30新宿発→翌6:00石巻着の高速バスに乗り込む。
いつもは片道3,500円の4列シートだけど今回は6,000円くらいの3列シート!快適過ぎて深い眠りにつき、一瞬で石巻に着いた感じでした(笑)


先週東松島に行ったときも痛感しましたが、滅茶苦茶寒いです!
地元の人たちでも「今年は例年より寒さが厳しいねぇ」と。
そして路面がガチガチに凍ってました。ついてすぐ滑って転びました。
午前中晴れていい天気だな~なんて思っていると急に曇ってきて
雪が降り出すなんてのが当たり前のように繰り返されます。

さて、今回は万石橋を越え、渡波佐須の方に配達に行ってきました。
沿岸部で漁業やカキの養殖が盛んな地域です。


こちらのお宅はカキの養殖場のすぐ側に家があり、
しかもご近所と呼べるような人がいない、完全孤立な地域でした。
海には近いものの震災時は床上浸水ぐらいで建物はある程度無事だったとの事。





ただ子供部屋にしていた建物の屋根は地震で壊れ、今もそのままの状態。
ブルーシートが屋根に被せてあり、雨漏りを避けていました。


わんちゃん(笑)
いや~、吠える犬は噛まないなんていいますが、
ほんと人生初めてぐらいでガブリと噛まれました(>_<)




こちらの皆様は漁師の方々が多く、
「ストーブは本当に助かる。震災と津波で家にあった5台のストーブ
全部駄目になったんだ。俺ら漁師だから朝4時くらいには仕事の準備を
始めるんだけど、その時に寒いのは身に堪える。」と。

地盤沈下で従来の船着場が海に沈んでいて、
干潮の時しか船が寄せられないのだと言う。

「支援や借金をして新しい船を買ったんだ。
ほんとは船着場の方が整わないと漁には出られないのだけど
そんな事言ってても前に進まないからとにかく船を買ったんだ。
俺ら海に出るしかないっちゃ。海を恨んでもないし、また漁に出たい。」

そういって、とれたてのワカメをご馳走してくれました。

ほんとにこんな美味しいワカメは初めて食べました!
東北ほっとプロジェクトを支えて下さっているみなさまに
お裾分けした気持ちはやまやまですが・・・
画像だけでご勘弁下さいm(_ _)m
ワカメだけでご飯5膳はいけます!

ストーブの他にチーム王冠さんが支援している
布団セットもお届けに回ったのですが、何件ものお宅から
「ストーブの方はまだこないんですかね?」という質問を受けました。
「たくさんの人が支援してくれて、ストーブも集まってきてるから
順番に配っていくんでもう少し待っててね」
と伝えながら、もうひと頑張りも、ふた頑張りもしなきゃなと思いました。

今週届く予定のストーブ50台も仲間と共に元気に配達いたします!

ますます寒さは本格的になってます。
引き続き皆様のご支援、ご協力、何卒よろしくお願いいたします。

東北ほっとプロジェクト:笠原宗一郎

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