今年も天気に恵まれ、ポカポカ陽気の中
芋煮会を開催することが出来ました。
今年も山形ボランティア隊の皆さんがお手伝いして下さいました。
http://www.yamagata1.jp/2120.html
毎週のようにボランティアに来てくれていた皆さんで
僕も何度か一緒に活動をしましたが、
ものすごいパワフルで団結力があって、あっという間に
瓦礫を片付けてしまう頼もしさがあります!
秋の初めから東北各地で芋煮会が行われているようですが
「宮城の芋煮」「山形の芋煮」を一度に食すことが出来るのは
箱塚桜団地仮設住宅の他にはあまりないのではないでしょうか。
そもそも僕は仮設の自治会長さんに『芋煮会』をやってほしい
と言われるまで『芋煮会』の存在を知りませんでした。
そこからあれこれ調べて、どうやら地域によって
味も具材も違うのだという事を知りました。
せっかく宮城と山形の人が両方集うのだから
それならどっちも作ってしまおうと。
閖上のおかぁさんたちの華麗な包丁さばき、
手際よい作業のおかげで寸胴100Lほどの芋煮が完成しました。
宮城版芋煮 |
山形版芋煮 |
子供からお年寄りまであつまって太陽の下
みんなで作って鍋を囲むというこの文化が
東京に住む僕には少しうらやましく思えます。
費用として食材代、資材代(寸胴、プラスチック皿、割り箸)合わせて
38,310円かかりました。
ボランティアさんの参加費8名×1,000円=8,000円
を差し引いた額を東北ほっとプロジェクトへ
ご支援いただいたお金から使わせていただきました。
プロパンガスの使用分が10/22以降に請求されるので
それを待って正式に収支報告に掲載させていただきます。
ご支援いただいた皆様には心より感謝申し上げます。
ありがとうございます。
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「来年もきっとやりましょう!」
そんな約束をしながら、
来年はこの仮設はどんな状況なのだろう?
まだここに皆さん住んでいるのだろうか?
新しい町はできあがっているのだろうか?
そんな事を考えます。
関東にいても時々テレビのニュースで東北各地の
復興計画、土地利用、町の再建などに関して報じられていますが
閖上の復興計画については東北道路を挟んで、
元の海側の地域に町を再建したという住民の方々と
西側の畑をつぶして新たな居住地を作りたい方々と
両方がおり、話し合いが行われています。
http://www.city.natori.miyagi.jp/fukkoukeikaku/node_14998
上記URLから第14回閖上復興まちづくり推進協議会の議事録を見ますと
アンケートをとった37%の人が元の海側の地域に
町を再建することを望んでいるようです。
(西側移転に比べると多いようです。)
震災・津波に対しては将来に同じ被害を繰り返さないように。
また閖上の町のアイデンティティを失わないように。
街づくりはまだまだ先が長いように思えます。
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