2014年11月4日火曜日

第2回「あいのり」参加者の感想

10/11(土)・12(日)に「あいのり」に参加された方から、感想を伺いました。
今回も、ハートの熱い、でも冷静な頭脳の方々に参加していただき、事務局の私としては、「チーム王冠自体は活動報告を挙げていないのに、優秀な人が集まるものだなぁ」と感心しました。
 
 
◆神奈川県横浜市在住 40代女性 YSさん 

2日間の活動で、両日とも女川地区のホヤ養殖の種付けを行いました。

ホヤ養殖の種付け作業では、赤色の小さな貝(ホヤの赤ちゃん)が付着した牡蠣の貝を、太く長い紐に、紐のヨリを押し広げるようにして挟み込んでいきます。いたって単純な作業なのですが、この太い紐はずしりと重みがあり、そのヨリを押し広げるのは見た目より力のいる作業です。それにもかかわらず、漁師さんご一家の女性陣がそろって明るい表情で手早く作業をする様子を見て、漁師業を支える女性たちの逞しさに敬服しました。それと同時にほっとしました。今、この石巻で明るく前向きに暮らしている人々はきっと多いだろうと思えたからです。 

あいのりに参加したことで、同じことを気にかけている人達と出会え、共に活動することができ、共通の思い出ができました。他の参加者の皆さまの姿勢から多くを学んだように思います。いろいろとありがとうございました!

 
◆東京在住 30代男性

今回の二日間の滞在でアセスメント(情報収集)を担当しました。

訪問した方々のなかには、経済的な理由で未だ自宅の修復が出来ず、壁にヒビが入ったままで、雨漏りするお宅に住み続けています。行政の補助だけでは、自宅の完全修復など到底できず、収入源は年金しかない。しかも、一人の年金で四人を養っている。

そんな方々を見付け出し、復興のお手伝いができるのは、チーム王冠しかない。素直にそう感じました。見えない所で助けを求めている人がまだまだ居る事を痛切に感じた2日間でした。

 
◆神奈川県川崎市在住 40代 YKさんは、ご自身で活動報告のブログを書かれていますので、そちらもぜひご覧ください。

「 Something fine for TOHOKU 」

・1日目
http://kajitaniyuri.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/1011-d9d5.html

・2日目
http://kajitaniyuri.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/1012-3cda.html

 


◆私(杉崎庸子)は、今回2日間のうち1日半は、当プロジェクトの笠原君と一緒に倉庫整理をしました。他の人が被災した方にお会いして聞き取り調査をしたりしている中で、地元の人との接触がない倉庫整理とは、「私、過去に何か失敗(失言)したかなぁ」と思いました。 

倉庫整理が嫌なわけではありませんが、宮城のあちこちに、今どうされているか気がかりな人がいるので、お会いした気持ちがあるからです。 

率直にチーム王冠の大津さん(仕事の割り振り担当)に聞いたところ、「倉庫整理は、過去の経緯が分かる人でないと整理の判断がつかないので、ベテランの人でないと任せられないんです」とのこと。 

なるほど、確かに。
笠原君と2人だったので、素早く判断しながら作業することができましたが、やはり倉庫整理の経験のない人には難しいし、間違えると時間と労力が無駄になることになります。 

倉庫には、時期に応じて必要な物や道具などがあります。現場で動くためには欠かせません。
千年に一度の大災害から立ち直るには、いろいろな方面から支える必要があるのだとあらためて感じました。

記 : 杉崎 庸子





お茶っこバスにエネルギーチャージ!!


人間もエネルギーチャージ!
スーパー「あいのや」の安くておいしいお弁当。
 

夕ご飯はカレー by杉崎 順一
 



 

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