2012年2月13日月曜日

【応援プロジェクト】CDレコーディングの撮影に行って来ました!





当プロジェクトが応援している、ミュージカル「とびだす100通りのありがとう」。
東日本大震災で被災した人たち100人が、「お世話になった日本中・世界中の人たちにありがとうの気持ちを伝えたい」と、自らの震災体験を元に、東京銀座でミュージカルを演じます。

舞台で歌うのは、このミュージカルのオリジナル。
その歌のレコーディングが行われることになり、歌詞カード用の写真撮影をする夫(撮影は趣味の域ですが)と、そのアシスタントとして私も同行して、2/12(日)に東松島に行って来ました。

レコーディングには、東京から一流のエンジニアとバンドメンバーが駆けつけました。
場所は東松島市役所の鳴瀬庁舎。元々は鳴瀬町役場の議会場だったところです。今は議場としては使われておらず、多目的ホールとして貸し出されているとのこと。
それでこのような作りになっています。でも、これがなかなかイイ感じではありませんか!?


手前が寺本建雄氏。作品の脚本・演出・音楽・美術・演奏など全般を担っている。
その後ろの議長席に鎮座しているのは、レコーディングディレクターの坂元氏。
 
 
ミュージカルナンバーの中の「星の彼方から」の出だしの歌詞、「果てしなく広がる/まっ暗な空に/あしたなんか みえないけれど」のところでは、寺本さんがこう言いました。

「『まっっっくら!』って、はっきり発音しろ!
震災のあの時、真っ暗だっただろ!? この中に『星から元気をもらった』って言ってた子がいたなぁ・・・。停電でぜーーんぶ真っ暗になって、縄文人とおんなじ体験を、初めてしたんだぞっ!」


喝を入れられて、みんなの目の色や表情が変わり、歌がグンと良くなります。





ディレクターの坂元さん。
「出だしの言葉、『果てしなく』の『は』をはっきり発音して!!
2番も『ふ』で始まるよねー。ハヒフヘホで始まるのは、歌いにくいの。
これは作詞した人が悪いんだよ。でも頑張って出して!」
作詞したのは、歌の指導をしている寺本さん。こんな冗談で場を和ませて、緊張感と楽しさが混じったいい雰囲気を作って行きます。



 坂元ディレクター、休み時間に寝ている人のそばでポーズ。おちゃめな人でした!




今回で私はお稽古見学3回目。
前回のセリフの練習の時はちょっと元気がないかな~と心配でしたが、昨日はとっても元気!目もキラキラ。
いつもの寺本さんの指導に加えて、東京からレコーディングのエンジニアやバンドなどプロの皆さんの刺激を受けたのか、刻々とものすごい勢いで上達して行きました。




・・・・・・

先月1月のこと。
出演者が初めて台本を渡された時、私もそのお稽古の場にいました。
暖房がほとんどない寒い体育館に座って、みんなで台本を通しで読みました。

自分たちの体験がそのままセリフになった台本。
あちこちですすり泣きが聞こえました。涙が止まらずに、カバンまでタオルを取りに走る人。力なく遠くを見るような目をする人。うつむく人・・・。

そんな人たちが、支援してくれた人にお礼を言いに行くという目標に向かうことで、笑顔になりつつあります。






























この日はメディアの取材陣もいくつか来ていました。NHK、ミヤギテレビ、仙台放送など。
そして仕事でなく、応援で文化放送のアナウンサーや重鎮の面々も。





公演のご案内:・3/18(日)銀座ブロッサムにて

詳細は下記のURLからご覧ください。




投稿:杉崎庸子

2 件のコメント:

  1. 出演者の一人です。セリフも歌詞もガタのきた私の脳みそではなかなか覚えきれません。子供たちの新鮮な脳細胞が羨ましい。でも本番までには覚えます。応援よろしくお願いします。

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  2. To でんきやさん
    こんにちは。メッセージありがとうございます。19日の赤井市民センターでも拝見しましたが、熱の入った演技や歌、すばらしかったです。
    本番まで1か月を切り、忙しい中での練習も大変だと思います。体に気を付けて稽古に励んでください。できる限りサポート、応援させてもらいます!
    東北ほっとプロジェクト 杉崎順一

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