2012年4月6日金曜日

宮城・山元町からの贈り物

きょうの午前中、イチゴが我が家に届きました!
宮城県亘理郡山元町のSさん宅のおばあちゃんからです。

今朝一番でお電話もあり、「冷蔵庫とかストーブもらって助かったから、イチゴ送ったから食べてね~」と。その直後に届きました!


こんなにツヤツヤ・ピカピカな立派なイチゴが・・・!(≧▽≦)



こんなにたくさん!!(TーT)




包装や梱包もとっても丁寧で、心がこもっていることが伝わって来ます。









こんなにたくさん送ってくださったので、さっそくボランティア活動でお世話になった方のお宅におすそ分けして来ました♪ 生モノなのでご近所さま限定ですが。

このイチゴは、ご協力くださった皆様へのお礼でもあります。
代表していただく気持ちで、今晩、夫と私の胃にありがたく収まりました。

もう本当においしかったです!!
新鮮で甘くて、甘いだけでなく、イチゴの味と香りも抜群でした!
Sさんのお気持ちも嬉しくて、とても幸せな時間でした。

※会長の笠原君は、「遠方につき、また生ものにつき、僕の分まで食べてください」とのことで、会長命令ととらえ、素直に従いました(笑)。



さて、このSさんとの電話での会話です。
終始明るい声で話してくれましたが・・・。

「ちゃんと検査した安全なイチゴだから!」とまず最初に言いました。原発事故がなかったら、こんなお気遣い無用なのに。

「このあたりもまたずいぶん家を取り壊してね。寂しいよー。夜はまっくらで怖いんだ。本当にまーーっくらなのよ。」

そうか、、、。私が行った11月のはじめですら、すでに家がまばらだったのに、さらに減ったのか。それは寂しいだろうと思いました。その時は8月に冷蔵庫を届けに行った時と、お宅の状況は変わっていませんでした。畳を処分した和室の床板をはがして床下を乾かしている状態。
あの時のままで?と尋ねたら、

「そうよぉ~。ストーブ持ってきてもらった時と全然変わってないの。大工さんがなかなかつかまらなかったから。うちはつい先日大工さんが入り始めたのよ。息子がさ、『もう一回津波が来たら取り壊そう。それまでは直して住もう。』って言ってんのよぉ(笑)!」


「息子はペンキ屋で仙台に働きに行っているけど、この辺の人はイチゴしかないの。イチゴしかできないの。他に何にもやって来なかったから、やっぱりイチゴなんだよね。私もイチゴ作ってたけど津波で全部ダメになっちゃった。でも来年、、再来年になるかな、またやるんだ~。今回送ったのは近所の人のところに頼んだの。」

「親戚の中には市の臨時職員で働いてるのもいるけど、臨時だからいつまで仕事もらえるかわからないし。瓦礫の仕事やってるのもいるけども、ずっとあるわけじゃないし、やっぱりイチゴなんだよね。でも少しずつ、イチゴのハウスもできてきたよ。復旧してるんだね。」

そして、一段と声が明るくなってとっても嬉しそうに、
「昨日、吉川さん(ボランティアの女性)が来てくれたのよー。ひさびさだから道が分からなくなったって言ってた。家が少なくなっちゃったしね。
大津さん(ボランティアの男性)は、1月に来てくれて、2月は来なくて、3月には来たよ。」

やっぱり気にかけて訪ねて来てくれる人がいるのは嬉しいんですよね。
直接会えなくても、何らかの形で「気にかけていますよ」と伝えるのは絶対に良いこと。そういうことを続けたいと思いました。

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