2012年4月10日火曜日

【報告】石巻市からのお礼状

3月24日~25日に行った第11回ストーブデリバリーのときに石油ストーブを受取られた宮城県石巻市の被災者から、東北ほっとプロジェクト宛てに丁寧なお礼状を頂戴しました。



「先日、ストーブ・化粧品・食品・カイロなどの支援物資届きました。本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。
幸い震災当日、自宅は高台にあったため津波の影響は無く、家屋修理もようやく終了し、前の生活に戻りつつあります。仮設入居されている方を思うと心が痛みます。
各地区で復興計画案が発表されていますが、まだまだ時間、日数がかかると思います。
一日でも早く戻る様願うだけです。
本当に有り難うございました。」

と書いてくださいました。

お礼状を書いてくださった方は、おそらく牡鹿半島にお住まいだと思いますが、牡鹿半島は海岸線至近まで山が迫っていて、お手紙にもあるように、海から離れるとすぐに高台になるところが多い土地です。
昨年の大地震の震源地に近い場所ゆえ、津波の被害は非常に大きかったようですが、高台にあるために津波被害は免れた家屋もあります(とはいえ地震の被害は甚大で、全壊でなかったとしても修理に大金がかかってしまうケースは珍しくありません)。
このため「地区一帯全滅」を免れた一方で、非常に狭い範囲内で『津波』被害の有無が混在することとなり、明暗分かれた形になってしまいました。

このように被災の態様は一様でなく、したがって復旧、復興の歩みも必然的に差が出てしまいます。震災から1年以上が経過し、支援活動も一律、一様では進められません。状況に即した必要な支援が行えるよう、活動をすすめていこうと思います。

今後も被災地の様子や活動の報告、皆様にご協力お願いしたい事柄などを随時発信していきます。
引き続き、被災地の応援に心をお寄せいただければ幸いです。

文責:杉崎順一

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